静岡ボードゲームカフェあなぐまの「Tomo」です!
今回ご紹介したいボードゲームは「ガラクタリウム」というゲームです。
ちょうど『ギブトレ』というゲームがキックスターターで届いたので、過去作である『ガラクタリウム』をご紹介していきます。どちらも面白いのでぜひ遊んでみてください
ガラクタリウムってどんなゲーム?
このゲームは二人用のゲームになっていて、相手の考えを上手く読み取って自分がうまく得するように誘導するカードゲームになっています。
心理戦が好きな人にはピッタリだと思います!
項目 | 内容 |
---|---|
対象年齢 | 8歳以上 |
ルール難易度 | ★★★☆☆ |
プレイ時間 | 約20分 |
プレイ人数 | 2人 |
ジャンル | 心理戦・ブラフ |
遺物カードを組み合わせ、相手プレイヤーより先に魔力(=得点)を30点獲得したプレイヤーの勝利となります。
ゲームのセットアップ
- 遺物カードと特殊カードを裏向きで束にし、よくシャッフルして山札とします。
- キャラクターカードを裏向きで束にし、各プレイヤーに2枚ずつランダムに配ります。配られたキャラクターカードは裏向きにして置いておき、持ち主だけが表面を見ることができます。配られなかった1枚のカードは表面を見ずに裏向きのままゲームから除外します。
- 各プレイヤーは、それぞれの得点ボードの「2」マスの上に得点マーカーを置きます。
- ジャンケンなどの適当な手段で最初の親プレイヤーを決めます。親プレイヤーの得点ボードの横に発掘マーカーを置きます。
置き場の説明
以下の場所を用意しましょう。
- 山札:遺物カードと特殊カードの束
- 発掘エリア:カードを並べる場所
- 戦利品エリア:獲得した遺物カードを置く場所
- ガラクタ置場:役や破棄したカードを置く場所
- 得点ボード:得点を加点・減点した際、歯車マーカーを動かしてそのプレイヤーの合計得点を示す
- キャラクターカード:選択したキャラクターカードを裏向きに置く
- 発掘マーカー:そのターンの親プレイヤーを示す
ゲームの流れ
- ゲームは「ターン」という単位で進行します。プレイヤーは親と子に分かれます。
- ターンが終わると、親プレイヤーが交代し、次のターンに移ります。
- ターンは3つのフェーズで進みます。
- 発掘フェーズ
- アクションフェーズ
- 子プレイヤーのアクション
- 親プレイヤーのアクション
- 終了フェーズ
各フェーズについて見ていきましょう
発掘フェーズ
親プレイヤーは以下の手順を行います。
- 山札からカード5枚を引き、自分だけがその表面を見ます。
- 5枚のうち4枚は表面を上にし、1枚は裏面を上にして発掘エリアに置きます。
- 発掘エリアに置いた5枚のカードを2つに分けます。
アクションフェーズ
- 子プレイヤー
- 発掘エリアの2つの束のうち1つを選択して自分の戦利品エリアに全て表向きで置きます。
- その後、アクションを行います。
- 親プレイヤー
- 発掘エリアの残りの束を自分の戦利品エリアに全て表向きで置きます。
- その後、子プレイヤーと同じようにアクションを行います。
の順に行動します。
アクションの説明
各プレイヤーは以下のアクションを自由に行うことができます。
- 役の作成:遺物カードを組み合わせて役を作り、ガラクタ置場に置きます。得点を加算します。
- カードの破棄:戦利品エリアのカード1枚をガラクタ置場に置きます。
- スキルの使用:相手プレイヤーが15点以上の得点を獲得している場合、最初に配られた2枚のキャラクターカードのうち1枚のみスキルを使うことができます。キャラクターカードを公開し、スキルの効果を処理します。
得点が減点される場合は、その数字に応じて得点マーカーを動かし、合計得点を示します。得点は0より小さくはならず、30点を越えて加算されます。
※プレイヤーが自分のアクションフェーズを終える時、自身の戦利品エリアのカードは5枚以下にしてください。
終了フェーズ
ターン終了時にいずれかのプレイヤーが30点以上獲得していた場合はゲームは終了し、その時点で得点が高い方のプレイヤーの勝利となります。
同点の場合には戦利品エリアに残っている呪いカードの枚数が少ない方が勝利します。
呪いカードの枚数も同じ場合には引き分けとなります。
いずれのプレイヤーも30点に達していない場合、親プレイヤーと親プレイヤーを入れ替えて次のターンを開始します。
役の種類
役は、遺物カードと特級遺物カードの組み合わせによって作成します。
同数
連番
枚数 | 得点 |
---|---|
2枚 | 2点 |
3枚 | 5点 |
4枚 | 10点 |
枚数 | 得点 | 絵柄が統一 |
---|---|---|
3枚 | 4点 | 6点 |
4枚 | 6点 | 9点 |
5枚 | 10点 | 9点 |
特殊カードについて
ポーカーのように、カードの同数や連番を揃えていくゲームですが、特別なカードや自分のキャラクターカードの効果を使ったりする事ができます。
尚、キャラクターカードの効果は15点を超えてから使えるので流れを変えたり、得点を一気に伸ばすために使ったりすることができます!
①特級遺物カード(Special Relic)
役を作る際に、好きな絵柄かつ好きな数字のカードとして扱うことができます。ただし、このカードを含んだ役を作成した場合、得点を1減点します。
②再探索カード(Re-Explore)
このカードは役に組み込むことはできません。「カードの破棄」を行った際、このカードをガラクタ置場に置いた後、両プレイヤーのガラクタ置場にある全てのカードと山札を合わせてシャッフルし、新たな山札とします。
③呪いカード
このカードは役に組み込むことはできません。「カードの破棄」アクションにより破棄した場合、そのプレイヤーの得点を2減点します。ただし、合計得点がマイナス値になる場合には破棄することができません。
「役の作成」アクションにより作成した役が呪いカードに記載された数字の遺物カードを含む場合、減点を無視して破棄することができる呪いの浄化となります。※1つの役で複数カードの呪いの浄化が可能
キャラクターカード
騎士 Knight: 3枚ドロー
山札からカードを3枚引いて自分の戦利品エリアに置くことができます。
姫 Princess:山札と捨て札からサーチ
山札もしくはガラクタ置場から特級遺物カードを探して自分の戦利品エリアに置きます(山札から探した場合には山札をシャッフルします)。
怪盗 PhantomThief:相手から奪う!
相手の戦利品エリアから特級遺物カード以外の好きなカードを1枚選んで自分の戦利品エリアに置くことが出来ます。
探偵 Detective:5枚見て1枚ドロー!
山札の上から5枚のカードを引き、そのうち1枚を自分の戦利品エリアに置けます。その後、残り4枚のうち好きな枚数のカードをガラクタ置場に置き、残りを好きな順番で山札の一番上に置きます。
狂科学者 MadScientist:呪いカードを再利用!
あなたの戦利品エリアの呪いカードの数だけあなたの得点を減点します。このターンあなたは呪いカードを「その数字を持つ絵柄の無い遺物カード」として扱って役を作成することができます。
「ガラクタリウム」の魅力を語りたい!
カードのデザインや、1枚見えないだけで一気に考える事が多くなるゲーム性がとても大好きです。
カードを取り分ける際は、自分が有利になるように分けるのがゲームのミソですが、分けた後にカードを選ぶのは相手なので、自分だけが有利になるようにカードを偏らせると、相手にバレてしまいます・・・。なので相手にとっても自分にとっても良いカードをしっかりと把握して分けていくか、上手くブラフを張りながら相手があまり得にならないように誘導していくのが楽しいですね。
役の作成に関しても、同じ数字のカードを揃える方法と、連番のカードを揃える方法の2つがあります。同じ数字のカードを揃える場合は手軽に作成できますが、点数は低くなる傾向があります。一方、連番のカードを揃える場合は作成が難しいですが、絵柄まで揃えると一気に得点を得られます。溜めて溜めてきれいに揃ったら一気に得点を畳みかける!っていうのが気持ちいいポイントでもあります。
「現在の状況」から最適解を考えることが「ガラクタリウム」の面白さです。また、キャラクターカードごとに異なるスキルを使用することで、ゲームを有利にしたり、逆転を狙うことも可能です。このゲームの魅力を存分に味わいましょう!
最後に
このゲームを制作した遊陽ゲームズさんですが、他にも面白いゲームをたくさん出しているので、今後も紹介していきたいと思います。
「静岡ボードゲームカフェあなぐま」にも置いてありますので、気になった方はぜひ一度遊んでみてください。
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